年々激化する待機児童問題。
職場復帰を前に「保活」を頑張るワーキングマザーはますます増えていますが、希望園に入れる可能性は少ないですよね。
兄弟がいて下の子の育休明けに備えて申し込んでも、あえなく撃沈・・・
兄弟別々の園になってしまった。
と落ち込んでるママにメリットや乗り切る工夫の仕方をご紹介します。
確かに兄弟で保育園別々は大変・・・
兄弟で別々の園だとなんといっても物理的に時間がすごく取られます。
2か所の保育園が近ければ良いですが、たいてい離れていますので2か所を回ることで倍の時間がかかってしまいます。
そしてそれぞれの園で持ち物やルールも違いますので、そのお支度も非常に時間がかかってしまいます。
そのため出勤する前の送りでクタクタになってしまうというママも。
もちろんお迎えも同様に2倍の時間がかかります。
この手間は仕事のあと疲れた体にこたえます。
また参観日などの保護者参加の行事も日程が微妙にずれますので、その日程調整も難しいのです。
同じ園ならば一日で兄弟一緒に済んでしまうところ、別々の園ですと同じ行事を別の日程で改めてやらなくてはいけません。
このように時間や労力がかかるのが現状です。
兄弟で保育園が別々であるメリットとは
このようにデメリットばかり取り上げられがちですが、別々の園は悪いことばかりではありません。
二か所の園に通うということは保育のやりかたを2通り体験できるということ。
2つのやり方を見ることで何かトラブルや悩みが起きた時に、「こういうパターンもあるんだ」と一歩引いてみることができます。
また何と言っても知り合いがたくさんできることが最大のメリットでしょう。
送り迎えなどで兄弟のお友達とも仲良くなりますので、子供もお友達がたくさんできます。
そしてママ自身もママ友がたくさんできます。
小学校にあがりますと、意外にママ同士のつながりなどで連絡する場面があるのです。
そんなときに知り合いが多いと何かと助かります。
また地域の情報や優良な習い事の情報などもどんどん入ってきますので、仕事で忙しいママにとって心強い存在になるでしょう。
保育園・兄弟別々の場合の工夫(送迎など)
そういった目に見えないメリットはとても貴重なのですが、いま目に見えてしんどい状況を少しでもなんとかしたいですよね。
その負担をちょっとでも軽減するための工夫としてお支度や家族のスケジュールの見える化をおすすめします。
大き目のスケジュールボードなどを使い、目立つところに貼って家族の予定や持ち物リストなどを一目でみられるようにしておくと便利です。
プリント類などはついつい重ねてファイリングしてしまいがちですが、全部マグネットなどで貼りつけておくと、提出期限や園によって違う注意事項などがすぐ確認できます。
また労力を軽減するために送迎なども全部ママ一人でやろうとせずにパパの出勤時間なども考慮して、上の子の送りだけはパパに任せるなど、ママ一人だけに負担がいかないようにするのも一つの方法です。
まとめ
「兄弟別々の保育園でも入園できただけでもありがたい」そんな声も聞こえてくるほど、保育園に入るのは難しいのが現実です。
長時間の送迎やお支度などでしんどい思いをしているママもたくさんいますが、そのために退職するのはママ自身のキャリアを妨げることになり、非常にもったいないことです。
小学校にあがるまでの数年間のあいだ、なんとかメリットに目を向け、パパや周りの協力を得ながら乗り切りたいですね。