子供の怪我や発熱による体調不良…心配です。
でもこの場合、体調不良の原因は一応分かっています。怪我の具合や本人の状態を見て、家で安静させるか病院に行くかの判断することができます。
でも、体調不良すべての理由が分かる訳ではないですよね。
その、上手く伝えられない体調不良の中に「むずむず脚症候群」という病気があります。
むずむず脚症候群、何だか聞いただけで脚がむずむずしてきそうです。
鉄分の不足。むずむず脚症候群の原因として考えられているものの一つです(脳内のドーパミンに関わります)。
鉄分不足は検査で分かりますが、子供の場合は少し事情が違います。
鉄分はちゃんとある。でもそれが上手く脳に運ばれず症状が出る、ということがあるからです(現在はまだ確定ではありません)。
こうなる医学的原因はまだ分かりませんが、もしかすると、未発達な子供だからこそかもしれません。
ほかに原因が見つからない。そんな時は疑ってみよう。
この病気の症状の一つに「痒み」があります(必ずこの症状が出る訳ではありません)。
通常は痒みと聞いたら、虫刺されやかぶれなど、とにかく皮膚の病気を考えます。
でも、脚の表面を見てみてもこれといって異常はないし、念のため皮膚科に行っても「(皮膚は)大丈夫ですよ」と言われてしまう…。
ここからいきなり「むずむず脚症候群です」と診察されることはあまりないと思います。
でもやたら脚を気にして動き回るようなら、むずむず脚症候群を疑ってみましょう(むずむず脚症候群は、歩くと症状が緩和します)。
まずは神経内科を受診するのが良いですよ
さて、子供がむずむず脚症候群の可能性が出てきました、病院に連れて行こう。
何科に行けばいいんだろう・・・。ここで選択の一つが心療内科です。
むずむず脚症候群は、夕方から夜にかけて症状が出やすいため、寝付けなかったり寝ている間に起きてしまうことがよくあります。
睡眠に問題があると、身体はもちろん、心にも大きな影響が出てしまうのです。
心療内科であれば、むずむず脚症候群と供に心のケアもしていただけます。
しかし、大人であっても心療内科は受診しづらいものがあります。
私は短期間ではありますが、心療内科に通ったことがあります。しかし、受診を決意して予約電話をかけるまでに30分以上かかりました。
ちなみに私の心療内科を受けた印象は、「とにかく話を聞いてくれる」というもので、ネガティブな感想はありません。
でも…はい、分かります。やはり心療内科受診のハードルは高いですよね。
そんな時は神経内科はどうでしょう。
むずむず脚症候群は、脳のドーパミンが関係している可能性を書きましたが、脳からの指令はすべて神経を通って伝えられます。
神経は人の体と心に深く関係しています。むずむず脚症候群の病気を診てもらうのに、適した診療科の一つと言えるでしょう。
子供はなかなか言葉で表現できない。親が気づいて、少しでも辛さを軽減してあげられたらよいですね。
私は一時期、脚の神経に障害が出てしまったことがあります。
といっても、歩行に問題がある訳でもないし、痛みもありませんでした。
障害の内容は、しびれです。
正座を長時間していると、足がしびれますよね。あれに近い感覚ですが、正座後のしびれの様に、立ち上がれなくなるなんてことはありません。
そのため外見からは分からず、他人に説明するのにとても苦労しました。
それでも、正座などの例をだして説明し、100%ではありませんが、何分の一かは理解してもらえました。
しかし経験も浅く、言葉の種類が少ない子供では上手く説明出来ないかもしれません。
でも、一番もどかしくて辛いのは子供自身です。いつもと何が違うのか?それを考え、じっくりと子供の言葉に耳を傾けましょう。
それによる対処で子供の辛さを和らげられますし、病院に行った際に正しい情報を提供でき、適切な治療を受けることができます。
医師も親も最初の段階は同じです。「相手(子供)の言うことをよく聞く」、それを意識してくださいね!
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