「流れ星(流星)が夜空に光って、消えるまでに願い事を3回言えれば、願いが叶う」
これ、子供の頃に聞いたおまじない(?)なんですが、今の子供たちにも伝わっているんでしょうか?
この「3回言う」ですが、流星が現れてから消えるまでの時間がとても短いため、実際には無理なんですよね(言える・言えた人、いますか?)。
でも流星群なら何回もチャンスがあります。子供と一緒にやって見ませんか(大きい声を出して迷惑にならないように注意!)?
ペルセウス・・・ヤツはいつ現れる?
ペルセウス座流星群は、一年のほぼ決まった時期に現れます。
2018年、ペルセウス座流星群の一番ピークは8月13日10時頃になります。
「10時って夜の?」いえ、午前10時なので太陽がしっかり昇ったあとですね。
「それだと見えないんじゃ…」その点は大丈夫です。
ピーク(専門的に言うと”極大”)が朝の10時なだけで、夜明け前の夜空でも充分に見ることが出来ます。
おそらくですが、13日の0時(12日24時)から13日の夜明け前まで、観察することが可能です。
13日がベストですが、前日の同じ時間帯でも見えるらしいので、13日に都合がつかない方は前日にチャレンジしてみましょう。
流星群観測の敵は…うさぎさん?
意味不明な見出しタイトルになってしまいましたが、ペルセウス座に限らず、流星群観測の障害となるものの一つが、夜空に浮かぶ月です。
皆さんご存知の月。月は地球にもっとも近い惑星で、私たちの地球に色々な作用を及ぼしています。
太陽以外ではもっとも馴染み深い天体で、夜空に光る姿は美しいものです。
しかし、流星群の観測に限っては、その美しさ=光がジャマになります。
かといって、天空にある月をどうにかすることは出来ません。でも、安心してください。
当日の月の状態は既に分かっていて、流星群観測の妨げになることはありません。
あと心配なのは天気ですが、こればかりは当日にならないと分かりません。当日味方してくれる様、月のうさぎに祈りましょう。
8月といえば夏休み 子供といっしょに大宇宙に想いをはせてみませんか?+準備アレコレ
8月は夏休み真っ盛り。上手くいけばお仕事もお休みに入っているかもしれません。
子供と流星群観測をすれば、良い思い出になると思います。
良い思い出にするにはやはり準備が必要です。何を準備すればいいのでしょう?
天体観測の定番といえば天体望遠鏡、最低でも双眼鏡は欲しい…そう考えていませんか?
流星群観測には天体観測機器は必要ありません。観測するものがある程度固定されるなら、つまり観測物があまり動かないなら有効です。
しかし望遠鏡や双眼鏡は見える範囲が狭く、むしろ流星群観測には不向きになります。
ですので、肉眼で見ることをオススメします。
ただ、長時間空を見上げて観測するのは、結構辛いものです。
観測を楽にする方法と、準備について以下に書いていきます。
・シートを用意しよう
シートなどを広げで仰向けで寝そべって見ると、楽に観測出来るからです。
・明かりを用意しよう
観測のため、街の光を避けて郊外に行く人もいるかもしれませんが、必ず懐中電灯などの明かりを用意しましょう(郊外に限らず、暗い場所で観測するなら必須)。
慣れた場所であっても夜間は危険が付きもの、慣れてない 場所ならなおさらです。
・はおる服と雨具を用意しよう
夏とはいえ、夜間は気温が下がりますし、夜露や雨が降ることだってあり得ます。体が冷えて夏風邪になっては大変です。
・観測する場所は昼間に下調べしよう
地形や固定物を把握しておけば、転倒などの事故を防げます。
夜は、様々な意味で危険性は高まります、備えあれば憂いなし。楽しく流星群観測をしましょう。
コメント