子供は成長するに従って、飲食の方法も変化していきます。
その中で登場するのがストローマグです。
離乳食にも慣れて、飲み物もそろそろ哺乳瓶以外で飲ます必要がでてきます。
ストローマグはパッと見、ただの「ストローつきのマグボトル?」といった感じがしますが、実際には結構機能を持っています。
それは、ストロー部分から入れたお茶などがこぼれない様に密閉する工夫です。
この「こぼれない」がとても大切で、家の中はもちろん、外出時に威力を発揮します。
しかし工夫がなされた道具は、少し大げさに言うと複雑さが増すものです。
複雑さが増した道具は、手入れに多少なりとも手間がかかります。
きちんとしているつもりでも、及ばないところがあり、ストローマグの場合それが”臭い”として出てくることがあるのです。
この臭いは何なのか?どうすればいいのか?まとめました!
“臭い”の元は、身近にある”アレ”でした
答えを先に言ってしまいましょう。原因は”カビ”です。
カビはあらゆるものに繁殖します。プラスチックやガラス、なんと人間にも!
(原則、金属にはつきませんが、アルミニウムに穴を開けてしまう場合もあるようです)
ストローマグをきちんと洗ったつもりでも、取り切れなかった汚れにカビの菌がついて繁殖し、それが臭いを発する…というパターン。
カビの胞子はそこら中に漂っていますから、常に身のまわりにいます。
ほとんどのカビは無害ですが、体調が良くない時などに悪さをすることもあるのです。
赤ちゃんは、生まれた直後に一旦抵抗力が急激に落ちます。
その後少しずつ抵抗力が増していきますが、一歳当時で大人の半分程です。
ストローマグを使うころは、活発的に動き回っていると思います。
それだけに、ストローマグを使う機会は増えるはずです。
普段使うものだけに、カビはしっかり消毒した方がいいでしょう。
次項にその方法について書いていきます。
ストローマグについているカビ撃退!方法3選
臭いの元がカビであることは分かりました。
そこで具体的にカビを落とす方法をいくつかご紹介します。
・熱湯消毒
カビは60℃以上の温度で滅菌できるので、ストローマグを部品ごとに外して洗い、熱湯(やけど注意!!)に浸しましょう。10~20分くらいでいいと思います。
消毒に使うのは、水とそれを入れる容器だけですからね、簡単と言えば簡単です
(おそらく食器洗いのタライを使うと思いますので、タライの汚れには注意してください)。
ただ、いくら熱湯でも浸し終わったあとには温度がすでに下がっています。
その水を使い回すのは現実的ではありません。
それでも一日一回ならそれでいいのですが、湿度が高くて気温が高い日など(カビの絶好条件)、一日に二回以上消毒したい、なんて日にははっきり言って手間です。
・ミルトン
ストローマグや哺乳瓶など、赤ちゃん用の物に使える消毒剤です。
原液タイプや錠剤タイプがあり、専用の容器に水を入れて使います(浸ける時間は一時間以上)。
最大の特徴は、毒性が極めて低いこと。
浸け置き後に溶液を切るだけで、そのまま飲み物を入れることができます。
わずかに容器に残ったミルトン程度であれば、入れる飲み物で充分に薄められるため、赤ちゃんに害を与えません(塩素臭が少しするかもしれないので、気になる人は水ですすぎましょう)。
24時間以内であれば、溶液の使い回しができるのも経済的です。
3つの方法の中では一番時間がかかるため、「時間がない!」という時にはちょっと使えません(ストローマグを二つ持つことで解決可能)。
・漂白剤など
「ハイター」などの漂白剤です。
非常に強力で、浸け置き時間も3分以内で済むなどの利点があります。
しかし、強力さゆえ使用法には注意が必要です。
水1リットルあたり6ミリリットルと、充分に薄めなければなりません。
色柄物の場合、落ちてしまう可能性があります。また金属部品があると使用できません。
特に塩素系は強力で、浸け置き後は充分に水(流水)ですすいでください。
塩素系以外に酵素系の漂白剤もあります。塩素系よりは、やや漂白力が落ちる様です。
酵素系には「ベビーホワイト」という製品があり、赤ちゃんの肌着などで重宝しているみたいですが、ストローマグに使えるかは分かりませんでした(スミマセン)。
上記の通り、子供の抵抗力は弱く、規定通りの使い方をしないと害になりかねません。
以上に十分気をつけてくださいね!
もっと気軽にできるお手入れ
わが家はストローマグを洗うのに、キュキュット泡スプレーを使っています!
ストローの中にシュシュっとして1分置くだけで、しっかり汚れが落ちてくれるので、とても重宝しています(*’ω’*)
まとめ
- 臭いの元はカビ
- ストローマグは構造がやや複雑で、洗いきれないことがある
- カビには消毒が効果的
- 環境と状況に適した方法を利用しよう
- 消毒剤を使うなら「使用法」などのルールは徹底して守る