我が家には、ぬいぐるみが一つだけあります。
と言っても、同居している家族にぬいぐるみ趣味の人はいないんですよね(一つだけですしね)。
じゃあ、なぜぬいぐるみがあるかと言うと、別に暮らしている兄弟の夫婦の娘、私から見ると姪のためにあります。
兄弟家族は年に1~2回ほど泊まりで来てくます。姪は現在2歳。とても活発な子で、その姪のためのぬいぐるみです。
幼い姪のため、我が家に来る前には前準備のためいろいろします。布団を干したり、お風呂を念入りに掃除したりetc.…。
でも考えてみたら、ぬいぐるみは何にもしてないんですよね。ダニから見れば、ぬいぐるみは格好の棲家のはずです。
手っ取り早くファブリーズですませようと思ったんですが、そもそも、ファブリーズはダニに効くのでしょうか?
私のファブリーズにに対するイメージって、「臭い消し」なんですよね。
もちろんそれ以外の効能もあると思いますが、果たしてファブリーズはダニの駆除に効果があるのか、ぬいぐるみのダニ対策について調べてみました。
くらえ~、ファブリーズ!…実はダニには効かない(‘_’)
結論を先に言ってしまうと、ファブリーズにダニそのものをを撃退する効果はありません。
ファブリーズのキャッチコピーを見てみると、「除菌・消臭」となっています。
ダニは菌ではなく虫です。ファブリーズに殺虫効果はないため、やはりダニに対しても”直接的”な効果はありません。
わざわざ”直接的”と書いたのは訳があります。人間に限らず、生物はエネルギーをとらないと生きていけません。
それはダニも同じで要するに食事のことですが、ダニは様々なものを食べます。その食事のレパートリーにカビや雑菌があるのです。
除菌はファブリーズの得意分野。つまりファブリーズで除菌することによって、「ダニが生きにくい環境」を作り出すことは可能です。
でも、ダニ退治にファブリーズを使うのはまったくのムダとは言わないものの、大きな効果は期待できません。
じゃあどうする!?決定的な対策は?
「分かった。じゃあ選択して天日干しだ!」
残念ながらこの方法も、決定的な対策とはなりません(一定の効果はあります)。
ダニは水にも洗濯水にも長時間耐えるため、洗濯でダニを根絶とはいかないのです。
また、機械が内蔵されているタイプ(声がでるものなど)は、水洗いができません。
日光には確かに弱い様ですが、ぬいぐるみだと隠れる屠ころはたくさんあります。
「じゃあ、どうするんだよ~」
複合技で攻めましょう。いくつかの対策を挙げるので、できることをしてみてください。
・ダニ取りシート
誘引剤などを利用して、ダニを誘きだして捕獲するシートです。
ぬいぐるみをタンスなどにしまって、近くにシートを置くだけと簡単。
ただ即効性は少し鈍く、誘引剤の臭いが人によっては苦手かもしれません。
・乾燥機
ダニは50℃なら20から30分、60℃ならかなり短時間で駆除できます。
コインランドリーの乾燥機を利用してみましょう。
機械内蔵で衝撃を与えたくない、という場合はドライヤーを使う方法もあります。
ただし、ドライヤーの温度は100℃以上!やけどや熱によるトラブル(火災含む)には充分以上に注意してください。ダニ退治でトラブルになったら目も当てられません。
・掃除機
ダニのやっかいな点は、ダニのフンや死骸も影響を与えるところにあります。
それらはアレルギーの原因になることがあるのです。
掃除機ならダニだけでなく、ホコリなどのエサになるものも吸い込んでくれるので、メリットは大きいと言えます(奥に潜んだダニは吸い込めません)。
まとめ
・ファブリーズはダニそのものに効果はない
(ダニが住みにくい環境作りにはある程度有効)
・洗濯、天日干しの効果は限定的
・即効性はないが、ダニ取りシートは簡単で効果高い
・50℃以上の熱はかなり有効。<乾燥機やドライヤー>
(ドライヤーは事故注意)
・仕上げに掃除機でダニのフンや死骸も吸い込む