先日夫がガラスのコップを電子レンジにかけようとしました。
私は驚いて、えっ!?ダメだよ!と止めたのですが、夫は悪びれもせず「今までやってたけど大丈夫だったよ」と言います。
あれ?割れちゃうんじゃないの?と思いましたが、よく考えたら、多くのガラス製食器は耐熱性だったかもしれない…?
でも、そうでないものはやっぱりレンジにかけると危険…?
でもパッと見て、耐熱ガラスなのかレンジ不可なのか、よく分からないですよね。
そこで今回は、ガラスの器をレンジにかけるとどうなるか、また耐熱ガラス製食器の見分け方を調べてみました。
レンジでコップは割れるか
耐熱性ではないガラスのコップをレンジで加熱すると、ひびが入ってしまったり、最悪の場合割れてしまうこともあるので、すごく危険なんですよ。
うっかりレンジ不可のコップを温めてしまわないように注意しましょう。
ちなみに、ガラスの食器を冷凍庫に入れて凍らせた時も、ひび割れや破損する場合もあるので、取り扱いには気を付けましょう。
やっぱりガラスって結構もろいんですね…。
ガラスを電子レンジにかけていけない理由
耐熱性ではないガラスって、なぜレンジにかけると割れてしまうんでしょうか?
実はガラスというのは、急激な温度変化にものすごく弱いんです。
レンジだとすぐに内側から温められますよね。
すると、ガラスそのものも熱くなっていくため、急な温度変化に耐えられなくなり、ひび割れや破損が生じてしまうんですよ。
特に安いガラスや薄いガラスで出来たコップなどは耐性が低いので、すぐに割れてしまいます。
ガラスを凍らせた場合も同じ理由。
単純にガラスのコップを凍らせただけでは、割れることはありませんが、そこに温かい飲み物を注いだりすると、温度変化によって割れてしまいます。
要は温度変化に注意しなければいけないんですね。
もちろん、熱湯を耐熱性ではないガラスの器に注ぐのもNGですよ!
これまで割れたことがなかったとしても、それはたまたま大丈夫だっただけかもしれません。
電子レンジにかけようとしているのが耐熱なのかどうか、しっかり確認するようにしましょうね!
耐熱容器の見分け方
ガラスの食器が耐熱性かそうでないかを見分けるには、購入する時にラベルをよく見ることですね。
もし耐熱性の場合は、『電子レンジ可』や『オーブン可』などの表記があります。
そして耐熱性ではないガラスの食器だと、『電子レンジ不可』などの表示があるので、これを見れば一発で分かるでしょう。
ただし、貰い物だったり、既に家にあるガラス食器の場合は、ラベルなしだから判別できないですよね。
その場合には、耐熱ガラスの特徴があるかないかで見分けましょう。
耐熱ガラスには、無色透明で模様が入っていない、厚みがある、直線的でシンプルなデザイン、ガラスの中に気泡がない、という特徴があります。
確かに厚みのあるガラス製のグラタン皿などは、オーブンに入れたり、レンジで加熱したりするので、だいたいのものは耐熱性ですね。
つまり、色付きだったり模様が入っていたり、ガラスが薄いもの、凝ったデザインのもの、ガラスの中に気泡が入っているものは耐熱性ではないため、急激な温度変化に弱い、ということですね。
ただ、耐熱性ガラスの特徴があるのに、レンジにかけるのがどうしても不安だったら、無理せず陶器など違う容器で料理や飲み物を加熱すると良いですよ。
まとめ
耐熱性ではないガラスは、急激な温度変化に弱いので、レンジにかけたり凍らせてお湯を注ぐと割れてしまいます。
知らないで使っていると、割れてケガをしてしまいそうですね。
耐熱ガラスには、無色透明で模様がない、デザインがシンプル、厚みがある、ガラスの中に気泡がないという特徴があるので、もしレンジにかけても良いか分からなければ、これらを見分ける判断材料にしましょう。