お酒は、ほどほどの量なら気持ちよく、気分よく飲めるものです。
少し気分も盛り上がって、いつもは話をしない人とも上手くお話しできるかもしれません。
お酒の力を少し借りて場を楽しくする、良いことだと思います。
でも、その盛り上がった気分が、”ある事”をきっかけに覚めてしまう、平常モードになる。そんなことはありませんか?
ある程度の時間をおいてなら、まだ分かります。
お酒を飲むのを止めれば、体は体内のアルコールを抜こうとして、実際に少しずつ抜けていき、それに従い体は通常状態に徐々に戻っていくわけですから。
しかしそうではなく、短時間、それこそ一瞬で酔いがさめることがあります。
なぜそんなことが起きるのか、検証してみました。
エマージェンシー!酔ってる場合じゃない!?
ネットで、一気に酔いがさめるシチュエーションを調べてみました。
- 同僚が上司に悪絡みしだした
- 帰宅時に路上で職務質問された
- 実家から愛犬の訃報の連絡があった…
等々。
その人にとって心理的に大きな出来事や、スルーしてしまうと、重大事になってしまう事柄の場合に「一気に酔いがさめる」ことが多い様です。
中には「別に、大丈夫じゃないかな?」といったものもありましたが、
その辺りは「その人にとってどうか?」大切なので、客観的な見方はあまり関係がありません。
でも、なぜそんなことが起きるのでしょうか。
一気に体内から、アルコールが抜けるなんてことは有り得ません。
一気に酔いがさめるメカニズムは、どうなっているのでしょうか。
アドレナリン?脳内麻薬?・・?
アルコールの分解は肝臓が受持ちますが、もちろん一瞬のうちに分解するわけではなく、
時間をかけて分解していきます(男性で一日40g、女性は一日20gのアルコール分解能力)。
仮に、前項の様に非常事態発生で肝臓機能が上がったとしても、瞬間的にアルコールを分解するのは、恐らく不可能です。
でも現実的に、一気に酔いがさめることがあるのは事実。これを踏まえると…。
- まず、自分にとって事件が発生します。
- そのショックが引き金となり、脳がそちらに集中できる様にしようとする。
- アドレナリンやドーパミンなどの”脳内麻薬”の放出を命令する。
- 結果、お酒による酔いがさめる、
という具合です。
以上のことはあくまで推定であり、必ずしも医学的な根拠はありません。ありませんが、辻褄はあってる、気がします。
ただ、周りの状況や人の話を理解できないほど酔ってしまうと、一気に酔いがさめることはない様です。
吐くと酔いがさめる?私の場合
私は元々はお酒が弱かった、と思い込んでいました。
成人後に初めて飲んだビールが、正直なところ不味かったんです。
そのため私の中では、「お酒に弱いから不味いんだ」という謎の理論が構築されてしまったんです。
その後飲み会では食べ専に徹していましたが、社会人やってると、「なんだかお酒に逃げたい…」そんなときもあります。
で、上司とお酒を飲んだのですが、あれれ?意外と美味しいじゃないですか。
思い出が美化されるってことがありますが、私の場合お酒に限っては逆方向に作用していたらしい。
結構調子に乗って飲んだため、帰宅時にはかなり気持ち悪くなりました。
ただ、ふらふらになることはなく、単に気持ち悪いだけです。
電車の中で吐いたらマズい・・歩いて帰ろうと思い、テクテクと歩いておりました(約一時間ちょいの道程)。
ガマンしていましたが、家まであと10分の距離でところで遂に嘔吐!
意外と量はなく、胃液ばかりでした。
しかし吐いた直後に急激な変化がありました。ものすごくスッキリしたんです。
さっきまでの気持ち悪さがウソのよう。帰ったら、バタンキュー(通じますよね?)の予定でしたが、
結構飲んで食ったにもかかわらず、お腹が空くほどでした(結局帰ってからピザパン食べました(笑))。
私は二日酔もなく、これといった実害はありませんでしたが(歩道を汚したのは申し訳ない)、
実は「吐く」という行為はそれなりに体の負担になります(嘔吐自体は、体内保護のための意味合いがあります)。
更に酔ってしまうと(泥酔・酩酊状態)、様々なトラブルの原因となるかもしれず、健康に対するリスクも増加します。
楽しいお酒にするには、程々の量にしておきましょうね(自戒の念も込めて(笑))。
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