ブラウン管時代に生まれた私ではありますが、それより更に古(いにしえ)の時代には、「テレビを叩いて直す」という風習(?)があったそうな…。
今の時代には考えられませんよね。テレビが壊れたらメーカー修理か買い直すのが現代の常識。
そんなスパルタな時代でしたが、テレビ画面の清掃はした記憶がありません(テレビ裏のホコリには意外と気を使ってましたが)。
それはデジタル時代の今でも同じです。
精密機器と化したテレビジョン。うかつに掃除したら壊れた、なんてことになったら目も当てられません。
そこでテレビ画面の清掃、特に小さいお子さんが居る家庭での清掃について調べてみました。
テレビ画面に指紋・掌紋(手の跡)が・・正体見たり!
普通、大人がテレビ画面にさわることはないですからね、正体は十中八九どころか、十中九十で子供です。
動けるようになった子供、特に立てるようになった子供はいろんな物に興味津々、「テレビ画面のさわらないでね」といったところで通用いたしません。
テレビにさわるのは、成長過程の必須事項と諦めましょう(ただし、テレビが倒れないような工夫は必要です。危ないですから)。
さて人間は皮脂を肌の表面に出しています。
この脂分、肌の乾燥を防いだり外部から体を守ったりととても大切なものですが、その脂分が汚れの原因となることもあります。
当然、動き始めた赤ちゃんや子供が画面にさわれば、そこに手垢が着きます。
テレビ画面なんて毎日掃除するものじゃないので、日に日に手垢は増えていく訳ですが、皆さんはこの手垢をどう掃除しますか?
最初に思いつくのがテイッシュだと思います。
思いますが、このテイッシュ、手垢や脂汚れはあまり取れないようです。
取れないというより、汚れがのびる感じになり、拭き跡が残ってしまいます。
じゃあ、窓のガラス拭き洗剤と雑巾でゴシゴシいっちゃいますか?
NG・ノーグッド・ノーサンキュー、要するにダメです。
窓ガラス用の洗剤を使うと、その成分によっては細かな傷ができる可能性があります。
窓ガラスとテレビの表面は似ていますが違う物です。絶対に止めましょう。
結局どうしろって?!
テレビ画面の汚れが皮脂汚れや、子供の手に着いたお菓子などからの油分の場合、まずオススメしたいのが、メガネ拭きです。
メガネはある意味、テレビ画面以上に傷ついたら困ります。
メガネ拭きは非常に繊細な布からできており、メガネが傷つきにくい構造です。
また、脂汚れなどもキレイになりやすく、テレビ画面にも適しています。
別にメガネ拭きでなくても、それに準じた布地ならOKです。
「メガネ拭きなんかない」という方もいますよね。
そんな方に朗報です。
クッキングペーパー(キッチンペーパー)を使ってみましょう。
クッキングペーパーは油分を吸い取りやすいので、上手く汚れが取れると思います。
どちらにしても強くこするのはご法度、優しく拭き取りましょう。
敵は脂(油)分ばかりではない!手強い敵への奥義(ちょっと、いやかなり大げさ)を授けよう…最終奥義は、優しさ?!
子供が手でさわったテレビ画面の汚れは、脂(油)分ばかりではありません。
上でも少し書きましたが、お菓子と、それ以外ではよだれなどの汚れもあります。
これこそ水拭きしたくなりますが、ここは慎重に行かねばなりません。
まず、水よりはお湯を使います。水より乾きやすいため水分が残りにくいです。
中性洗剤を使う手もありますが、テレビ画面はメーカーや機種によって表面の材質も色々なので、取り扱い説明書などを読んで使用可かどうか確認しましょう。
パソコンやテレビ画面用のクリーナーもありますが、これも念のため使用前に成分確認すべきです。
お湯にしろ洗剤(クリーナー)にしろ、含ませる量は最低限、拭くもの(メガネ拭きやキッチンペーパー)は「濡れている状態」ではなく、「少し湿っている状態」程度に。すき間から水分や洗剤が入り込んだら大変。
こちらもゴシゴシは禁物です。赤ちゃんの柔肌に接するような優しさが肝心なのです。
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