お米1合は何グラム?炊いた後は何グラム?

生活お役立ち


ご飯(お米)は古代から日本の主食ですが、ここ数年来の「ローカーボダイエット」や、糖尿病の血糖値コントロールで糖質制限をする人も少なくありません。

しかし今まで主食としてきたのに、完全に「ご飯断ち」をしてしまうと健康に対するリスクが上がってしまいます。
そのため糖質制限するにしても、きちんとコントロールすることが必要です。

コントロールすると言っても、具体的にどうすればいいのか…そう思っちゃいますよね。
コントロールの基本は数値化することです。もっと言ってしまうと”重さ”への換算です。

お米は古くから「一合二合」という独特の尺度を使ってきました。炊飯器なんかの目盛りはそうなっていますし、たとえば混ぜ込みご飯などの素も「○合」となってます。
この単位自体にはきちんとした由来などがありますが、西洋風のメニューや、最初にあげた糖尿病やローカーボダイエットに適用するには中々難しい…。

お米一合て何グラム?炊いたらどうなるの?
お米とご飯の量(重さ)や、その周りのことについてお話をしていきます。

一合は150g ところで「合」て、そもそもナニ?


項目のタイトルで答がでてしまってますが、一合=150gです。「それだけ分かればいいよ、サンキュー」いやいや、もう少しお付き合いください。

皆さん「一合」の合って、変な単位だと思いませんか?
「単なる昔の単位でしょ?」確かにそうなんですが、この単位には、グラムやメートルと違う基準、合理性があるんです!

メートルは、地球のある大きさを1000万分の一にしたもの、グラムはメートル法から定めた一定の体積の水を、重さの基準にしたりしています。
メートルやグラムは、国際的に通用する物理的な単位を目的としていた訳です。

対して「合」。お米の一合は、大人一人が必要とする一食分、そう決められました。
ちなみに「石」は、大人が一人一年間に必要とするお米の量です。
言わば「合」は、人間の生活を基準にした単位と言って言いでしょう(「石」までくると、経済を表す感じに思えます)。

応用性や由来の客観性は、明らかにメートル・グラムの方が勝っています。
それでも、昔ながらの生活に根ざした単位が残っているって、なんだかスゴいですね。

お米は炊くと330g 。無洗米は?

白米をそのまま食べるという人は、まずいないと思います。ほとんどの人がまず米を研ぎ(洗い)ます。
お米を研いだあと、30~40分水に浸してから炊くので、当然その水分の量だけ重さが増します。
お好みの炊き上がりによって、水の量を調整なさると思うので多少前後しますが、炊飯したお米(ご飯)一合は大体330gくらいです。

ところで無洗米ですが、「少しは洗った方がいいのでは?」と考えている方が結構いらっしゃる様です。
普通の白米と無洗米の違いは、「肌糠」の有り無しになります。
精米の段階で大部分の糠は取り除かれますが、完全ではなく、それを取り除くためお米を研ぐ訳です。無洗米はすでに肌糠がないため、お米を研ぐ必要はありません。

ところで、普通の白米と無洗米。仮に同じ重さのものを買っても、普通の白米は肌糠つきの重量で、無洗米は肌糠なしの重量です。

仮に、普通の白米5kgから肌糠を取り除くと、100~200g分重量が減ると言われています。

お米の量は研ぐ前に計るので、同じ一合でも普通の白米の方が(肌糠が洗い流された分だけ)わずかに少なくなります(洗米後の白米の一合<無洗米の一合)。
無洗米を炊飯する時は、気持ち水の量を増やしましょう。

付録 “大さじ”って何グラム?


しょうゆ:18
砂糖:12
バター:12
小麦粉:9
酒:15
みりん:18
酢:15

お役立てください(*’ω’*)

※注意※
・病気の食事療法と食事制限は、医師の指導に従ってください。
・ダイエットによる、極端な偏りや量の制限は健康を害する可能性があります、気をつけましょう。