たまには屋外で焼肉やバーベキューをしたいけど、それができる施設や場所(キャンプ場やバーベキュースポットなど)へは中々でかけられません。
一戸建てで広い庭があるなら、庭で焼肉やバーベキューのハードルは下がります。
じゃあ、マンションやアパートのベランダにコンロを設置して行うのは、どうなんでしょうか?
ベランダやバルコニーは家の一部でありながら、屋外的感覚をもったスペースです。
そこで食べる食事は、部屋の中とは違う解放感があると思います。
でも、実際はどうなのでしょう。部屋の中と違い煙や臭いが直接広がるので、やはり隣近所の方の迷惑は気になるところです。
ベランダで焼肉・・・確かにおいしいと思いますが…周りの人たちは?
たまには気分を変えて食事をとりたい。その気持ちはよく分かります。
テーブルクロスや食器を変えるだけでも、意外と効果があるものです。
そういった意味で言うと、ベランダやバルコニーで食べる食事は比較的手軽で、しかもかなり大きな効果が見込めます。
しかし、食べている人は平気でも、近所に住んでいる人たちはそうでない場合が多いのです。
また、マンションやアパートのベランダは法律上、「共有部分」と見なされます。
その部屋の住人のみが使用できるスペースではありますが、所有権はありません。
そこで焼肉ができるかは、マンションやアパートの規約によります。
ただし、直接「焼肉禁止」と書いていなくても、そう解釈できることが書いてあるなら、やらない方がよいでしょう。
(法律や規約に具体例をすべて記載していたらとんでもない文章量になるので割愛します!)。
じゃあ屋内で。焼肉はおいしいけど…あとのことも考えよう
焼肉を食べた後には、お口の臭いが気になりますよね。
焼肉後には歯を磨いたり、息のケアをしたりすると思います。
もっともお口なら、水を飲んだりお茶をのんだり(お茶には消臭効果があります)、唾液も分泌されるので時間とともに臭いは減っていきます。
でも、部屋の中はどうでしょう。
部屋だって少しずつ空気が入れ替わるので、次第に臭いは薄くなっていきますが、人間の様な新陳代謝はないので臭いは中々なくなりません。
場合によっては、いつまでたっても臭いが消えない…なんてこともあります。
そうならないための対策を、いくつかご紹介します。
対策6選
①空気の流れを作る
たとえば、一方の窓を開けるだけでは、あまり空気は流れていきません。
焼肉をする部屋を通る様に、対面どおしの窓を開けると空気は流れやすくなります。
構造上一方にしか窓がない時は、窓の両側を少しずつ開けると空気の流れが生まれる気がします(風呂場でこの方法を取ったら乾燥しやすかった。主観です)。
②家具などに新聞紙をかぶせておく
新聞紙でなくてもいいですが、焼肉の煙(油煙)から守るためです。
③天井付近に風の流れを作る
天井をカバーするのは困難です。しかし煙は上に行きます。
その煙がとどまらない様に、扇風機などを天井に向けて風を作ります。
④油(脂)はこまめに拭き取る
プレートの油をこまめに拭き取ることにより、油煙自体を減らせます。肉の脂身も少ない方がいいでしょう(漬け込んだタレも同様)。
⑤濡れタオルを振り回す
ポピュラーな方法です。塗れたタオルには臭い成分が吸着されやすいです。
⑥お茶の葉を炒る。
炒ることでカテキンが広がり、臭いを抑えます。同じ理由で、カテキン配合の消臭剤も効果があるかもしれません。
①~③はあらかじめ用意して、④~⑥は食事中から食後に行います。
市販の消臭剤も一定の効果が期待できるでしょう。
「火がないところに煙はたたず」訂正→「火があっても(肉は焼けても)煙はたたず」
世の進歩とはスゴいものです。
焼肉をしても煙がでないプレートがあります。調べた限り、大雑把にタイプは二つ。
- ・そもそも煙をださない(もしくは、かなり煙が少ない)
- ・発生した煙を吸引する
更に細かく言うと、加熱に従来通りの火を使うものや、電気式(赤外線など)を使うものなど、様々です。
①煙を出さないタイプのプレート
煙をださないタイプは、プレートの温度を自動調節するなどして、「肉は焼けるが煙がない(少ない)」状態をキープする。
煙を吸引するタイプのプレート
吸引タイプは、文字通りファンなどで煙を吸い込む訳ですが、右から左へ煙を送るだけでは意味がありません。
プレート器内で何らかの処理をして無煙化しているようですが、原理はイマイチ…(スミマセン)。
他にも脂をプレートから落としたり、油ハネ防止にカバーがついていたりなど、いろいろな製品があります。
お値段や機能、お手入れのしやすさを考えて購入しましょう。
食は幸せです。
でもそのために、周りに迷惑をかけたり、必要以上に手間をかけるのは本意ではないはずです
(必要以上の手間は、”誰か”の大きな負担になります)。
どうすればおいしく焼肉をできるか、皆で協力しましょう。
では、すべての食材に感謝して・・いただきます!
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