皆さん、ちまきとおこわの違いって何だか分かりますか?
日本では端午の節句などでちまきを食べますよね?
私も調べてみて初めてちゃんと知ったのですが、
ちまきは日本だけではなく、中国や東南アジアなどでも食べられている食べ物なのです。
今回はちまきやおこわについて一緒に学んでいきましょう(*’ω’*)
ちまきとおこわの違い
ちまきとおこわの違いについて考えたことはありますか?
私はあまり違いを知らずに食べていました(^_^;)
ちまき
ちまきはもち米やうるち米などで作ったお餅のことで、笹の葉などでくるんで蒸したものです。
ちまきに使う葉は現在は笹の葉を使っていますが、昔は雑草の一種であるイネ科の「チガヤ」の葉を使って作られていました。
おこわ
おこはは、もち米を蒸して作られたもので、モッチリとした甘みや食感があり、赤飯もおこわになります。
おこはは、もち米を炊いたものですが、昔はもち米は大切な食べ物で結婚式などのおめでたい席やお祭り、正月など特別な日にしか食べることができませんでした。
どちらももち米を使って作られますが、葉に包まれているのがちまきで、包まれていないのがおこわで、蒸し方など作り方も多少違います。
中華ちまきと日本のちまきの違い
ちまきには中華ちまきと日本のちまきをあることを知っていますか?ちまきは中国、台湾、東南アジアなどでも作られいくつか種類があります。
中国のちまきはもち米を使いますが、もち米に水分を吸わせて、イネ科のアシの葉で包んで茹でたり、蒸したりして作ります。
日本で一般的に呼ばれている「中華ちまき」は中国では肉ちまきと呼ばれています。
中華ちまきはもち米に肉や竹の子、シイタケなどの野菜類を混ぜ味付けして蒸したものです。
そのほかにも、もち米だけで砂糖を加えたちまきや、もち米や鶏肉などを混ぜたちまきなどもあります。
日本のちまきはお餅のような形状で、もち米を笹の葉やチガヤ、竹の葉でくるんで、くるんだものを灰汁(野菜から出るやや苦みのある上澄みの汁)で煮込んで作られていました。
なぜ日本では端午の節句にちまきを食べるの?
5月5日は端午の節句(子供の日)ですが、なぜ端午の節句にちまきを食べるのか知っていますか?
ちまきは中国から始まりましたが、屈原(くつげん)という詩人の方が始まりと言われています。
屈原は詩人としてだけではなく、国のために使えた人でもあり人々から尊敬もされていました。
しかし、屈原は悪いたくらみをして国を追われることになり、最後は川に身を投げて亡くなってしまいます。
川に身を投げて亡くなった日が5月5日なのですが、
人々は川に沈んだ屈原のためにお供え物を投げ込みますが、龍(りゅう)に食べられてしまい、屈原の所まで届きませんでした。
そこで人々は龍の嫌う「れんじゅ」という葉でお供えの品物を包んで5色の糸で縛って川に投げ入れ、無事に届いたことがちまきを食べる由来となっています。
使われた5色の糸は赤、青、黄、白、黒でこの色は、邪気を追い払う色と言われています。
ちまきには病気や怪我をすることがなく元気に暮らせるようにと言う願いや子供がすくすくと育つようにと願いが込められています。
まとめ
ちまきとおこわの違いについて説明しましたが参考になりましたか?
端午の節句にちまきを食べるのは古い言い伝えからきていたのですね。
今年の端午の節句は子供にちまきの由来など話しながら食べるといつもと違った子供の日を過ごせるかもしれませんよ(*’ω’*)