『ねんねんころり』は子供のころ寝かしつけのときに耳にしたことがあるかもしれません。
寝かしつけの定番ですよね!
ねんねんころりよ~♪と冒頭だけを歌っている方も多いのではないでしょうか?
歌詞の中の「おころりよ」とはどんな意味なのでしょう。
なんだか都市伝説などがあるような・・・
少し怖い意味なのでは?ということで今回は歌詞の意味を調べてみました!
「おころりよ」という歌詞の意味
まず、この子守歌は江戸時代にはもう存在した歌です。
第11代将軍・徳川家斎時代には記録されていたそうです。その歌が各地に広がったようで各地方によって、いろいろな歌詞があります。
そして、本題のおころりよとは、「ころりと寝なさい」という意味があるようです。赤ちゃんがころりと静かに寝る様子を表した言葉のようです。
ちなみに「おころりよ」の「お」はリズムをとるためにつけています。
「おころりよ」とはぐずったりせずにころりと寝てほしい。という母親の願望のようですね。
いつの時代も母親は忙しいのでしょう・・・(+_+)
ですので、ころりとぐずらず寝てくれたらどんなに楽か・・・。
そんな母親の願望が詰まった1曲ですね。
ねんねんころりの歌詞全部
一般的な歌詞
ねんねんころりよ おころりよ
坊やはよい子だ ねんねしな
坊やのお守りは どこへ行った
あの山超えて 里へ行った
里のみやげに なにもろうた
でんでん太鼓に 笙(しょう)の笛
こちらが一般的な歌詞になります。
ほかにも各地でいろいろな歌詞があります。
少し怖いな・・と感じた歌詞をご紹介します。
宮崎県 日南市
よいこよいこいうて 眠らん子は
びんんたに こぶし当ててやる
眠れ眠れ 猫の子
うっつけうっつけ 牛の子
ねんねこいうて 眠らずに
起けたら おかめが
とってかも とってかも
このように一般的なものとは少し違う歌詞が使われています。
びんたにこぶしなんて言われたら意地でも寝ますよね(笑)。
子供の子守歌にしてはかなり恐怖心を抱いてしまいますね。
高知県 土佐清水市
ねんねするゆうて ねるこはかわい
起きて泣く子は つら憎い
つらの憎い奴 まな板にのせて
大根刻むよに 刻んでおいて
うらの流れに 流したい
ヒョ、ヒョエ~~~~!なんという怖い歌詞でしょう。
刻むって・・・怖すぎる・・・(@_@。
このように各地にいろいろな歌詞があります。
方言を使った様々な歌詞があるので面白いですね。
このような怖い歌詞は、江戸時代などでは母親の代わりに奉公などをしている女性の恨みや妬みを子供に歌っていたのではないかと言われています。
脅したような歌詞は自分の子には歌いたい歌詞ではないですよね。。。
子守歌豆知識・寝かしつけ豆知識
寝かしつけや、子守歌を謡うときは一定のテンポで歌うといいといわれています。
例えば、大人が寝れなときは頭の中で一本の線を思い浮かべてその線をたどるように「ん~」と低い声を出すと眠気が来るそうです。
このことから子供の子守歌もできるだけ低い声でゆっくりと優しいく謡うことがポイントになります。
私の娘は寝るとき必ず子守歌を謡うか、本を読むのですが普段の声よりワントーン下げて声を出すことを意識しています。
そして子守歌は歌詞を覚えていなくても雰囲気で歌っています。
今回いろいろと調べて、ねんねころりよの歌詞の後半部分をしりました。
今夜にでも娘に歌ってみたいと思います(*’ω’*)
一般的な怖くない歌詞の方を(笑)